「色は光です・・そして波長です」人間の身体は約60兆個の細胞から出来ているといわれます。 細胞というのは、アミノ酸の配列違いで構成されたいろいろなたんぱく質の集まりで、それぞれが役割を担っています。60兆個の細胞1つ1つには遺伝子が入っており、この遺伝子情報によって人間という素晴らしい生物が出来上がっているのです。遺伝子の本体であるDNAの分子構造にその働きや性質の違いが組み込まれています。 DNAの構成成分はどんな生物も同じであり、違いは配列がすべて違う事で、太陽から受け取る「光=色」が違う事です。人間の生命は、卵子と精子が受精して新しい遺伝子が生まれ、この遺伝子に太陽から「光=色」を受けて個々に成長していきます。

太陽光線は私たちの主要な資源であり、エネルギーの供給源です。太陽光線は地球上のすべての生命体の維持に関わっているだけでなく、地球そのものの維持にも関わっています。
それは植物に光合成のエネルギーを供給し、それがすべての動物、人類の生命の維持に必要なものとなっています。太陽光線は電磁波の集合体であり、宇宙線、ガンマ線、X線、可視光線、赤外線、マイクロウェーブ、短波、長波(ラジオ波)などが含まれます。私たちは日常生活の中で、これら様々なエネルギーを活用しています。しかし、あまり可視光線の重要さを認識していないようです。可視光線と表現されるように、これらのエネルギーはまさに私たちが視覚から受け取る事が出来る「エネルギー=光線(色)」です。太陽光線にプリズムをかざしてみせると、大きく分けて7色の光のビームに分解されることがわかります。7色の色エネルギーとは「赤、オレンジ、黄、
緑、青、インディゴ、紫」の七つです。私たちはこれらの7色を、虹の中や水滴、露、雪の結晶の中にみることができます。色と光は一体のものであり、分離することはできません。

可視光線の中にあるそれぞれの色は、固有の波長と周波数を持ち、私たちに異なった影響を与えます。赤は最長の波長を持ち、かつ最も低い(ゆっくりした)周波数の「色」ですが、このエネルギーを一般的に私たちは暖かく、そして刺激的なものと認識することができます。

一方、「紫」は最短の波長、最も高い(速い)周波数を持つエネルギーですが、私たちはこのエネルギーをクールで落ち着いたエネルギーとして認識します。
この目に見える可視光線の範囲は約380〜780ナノメーターで可視範囲と呼びます。
この波長は波長全体の中でほんのわずかで、逆にいえば目に見えない波長のほうが多くあるという事でもあります。波長はどこでどのように発せられているのでしょうか? 身近なところでは私達の身体を構成している細胞からも発せられています。世の中に存在するものは、全て振動しています。この原理をます理解していただく事が「波長」がわかる重要なポイントです。私たち人間をはじめ植物・鉱物・細菌に至るまで、[あらゆるものはすべて固有の波長を発信しています。